さてと、俺と淳志は
急いで、あいつの元に相談しに行くことにした。
昼休みも後半分!
時が過ぎるのは早いな〜なんて思ったりしながら、
猛スピードで、教室に向かっている・・・
なぜ教室かというと・・・
淳志と話し合った結果
というより、いる場所が教室しか思い浮かばなかったからである。
毎回、あいつは机で寝てるか、
ぼけっとしてるか、
友達と話しているかの三択で・・・
教室から滅多に動かない!
これだけは、自信が二人ともあった。
そんな事を考えていると、
あっという間に教室に到着していた
教室を見渡すと、
やっぱりあいつはぼけっと、窓の外を見てた
俺と淳志は、目配せすると近づいて行った・・・
「峻(しゅん)、ちょっと相談したいことがあるんだが・・・」
と淳志が小さな声でささやきかけると、
峻はゆっくり首を動かして、
俺と淳志を見た
そして口を開いた
「俺に何を相談かい?」
と笑いながら、小さな声で答えた・・・
「屋上で話すよ」
と俺が言うと、
峻は、ゆっくりと動き始めた・・・
「屋上でなんて、見つかったら怒られるな〜」
と笑いながら、俺達三人は屋上に向かった
階段を上ってる最中、
三人とも無言だった・・・
階段を上りながら、必死に考えていた
これから、峻にどう話せば良いのだろうか?
そんな事を頭でまとめている内に、
屋上についてしまった
まず口を開いたのは、淳志だった・・・
「今から相談することは、内緒にしててくれるか?」
と真剣に聞いた・・・
すると峻は、
「勿論!」
とにっこり笑って答えたのだった

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