今日は、給食を食べ終わってからの
私と美鈴の行動はかなり違った。
いつもなら、友達と仲良しゃべって昼休みの30分を
乗り切るのに、今日は全然違った・・・
きっかけは給食前の美鈴のこの一言・・・
「早百合・・・昼休み二人で話せる?」
と言って私の所に来た。
私は突然だったので、
ちょっとびっくりして、美鈴に尋ねた
「どうしたの?いきなり」
「ちょっと、あのことで話があるから・・・」
と言った美鈴の表情には、困ったような顔が見て取れて
迷わずにこう言った・・・
「わかった」
そして今、私と美鈴は二人だけの
相談場所、学校の校庭の裏側・・・
簡単に言うと正門の横にあるちいさな斜面の所で、
私と美鈴は困ったときは、話し合うようにしている・・・
ここなら、誰にも聞かれなくてすむから・・・
斜面について、私は美鈴に尋ねた
「どうしたの?」
「二週間後、何の日だかわかるよね?」
と美鈴が真剣な顔をして聞いてきた・・・
私は、頭の中のカレンダーをめっくた・・・
「ぁ・・・」
私の口か小さく、言葉が漏れた・・・
二週間後・・・
もうそんなに近くに来ているなんて思ってもいなかった・・・
もっと先にあるのだと思ってから、
もう何日も過ぎて・・・
後二週間になっていた・・・
「わかったみたいだね・・・」
と美鈴は、斜面に座って息をついた・・・
すると美鈴は真剣な顔を保ったまま、
こう言った・・・
「二週間後・・・上本君に告白する?」

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