「さてさて、どうしたものでしょうかね〜?」
と俺が問いかけると、淳志は
「どうしましょうね?後二週間しかないからな・・・」
そういうと淳志は空を見上げた・・・
二週間・・・
後二週間もある・・・と考えるべきなのだろうか?
それとも、後二週間しかないと考えるべきなのだろうか?
二週間後、淳志はあの人に告っているのだろうか?
俺が知ってる限りでも、淳志のライバルは少なくとも3人・・・
実際はもっといるだろう・・・
いくら幼馴染と言っても、田舎だから掃いて捨てるくらい幼馴染なんているし・・・
厳しいかもしれないな・・・
「一樹・・・あの人に告るのか?・・・」
と淳志は空を見上げたまま、何気なく聞いてきた
でも、その声の裏には不安が混じっていた・・・
「分からん・・・その時にならないと・・・お前こそどうなんだよ?」
と淳志に聞いてみた・・・
淳志はゆっくりこっちを向くと、
「俺は・・・わからんな」
と言って、二人で笑ってしまった・・・
二週間後・・・
淳志と俺は二人共うまくいくだろうか?
いや、考えるのはやめておこう・・・
疲れるだけだし・・・
「あいつに相談してみるか?・・・」
と淳志が、また空を見上げて
俺に聞いてきた・・・
あいつか・・・
あいつならなんか意見をくれるかもしれないが・・・
あいつは、なかなかのアドバイスをくれる
あいつとも、幼馴染で仲がいい!何せ親友とも
言ってもいいだろう
しかし・・・恋愛に関してはものすごく無知そうだから、
ここの場にはいない・・・
仲がいいのに全然良く分からない・・・
でもあいつなら・・・
俺は何気なく空を見上げた・・・
青空はとてもきれいだった・・・
雲がちょこっとあって
バランスがいい・・・
こんな天気が続いたらいいのに・・・
心の中で、思ったりしていた・・・