「思ったことを言ってもいいのかい?参考になるとは思えないけど・・・」
と峻の口から、放たれた・・・
俺と淳志は息を呑んだ
なぜなら、峻の目に何か奇妙なものを見たというか・・・
なんか、すごい圧迫感があったというか・・・
威圧感?かな・・・
とにかくそれはすごかった・・・
「いいよ・・・」
と俺は口を開いた・・・
すると、そう答えるのを知っていたように口を開いた・・・
「あの二人にクリスマスの日に告るつもりみたいだけど・・・
厳しいだろうね〜、何せモテモテですからね〜
それでもいいのならどうぞ〜
多分、俺の予想じゃ、淳志に一樹・・・お前らも大変だぞ〜当日」
俺と淳志は首をひねった
何で大変なんだ?俺らが
「なんで大変なんだよ?俺らが」
と淳志が峻に聞くと、
峻は
「教えな〜い〜」
と言い切った
おいおい!また俺らの悩み増やして
はぁ〜とため息が尽きたいな〜是非・・・
すると峻は、また口を開いた
「今から、言うことは独り言だよ?
俺的には現状維持という手もあると思うが?
下手に動いて、今の仲の良い状態を崩すより
このまま、仲良くしてるのも悪くないと思うけど?」
その言葉に、俺と淳志は下を向くしかなかった・・・
確かに峻の言うとおり、今の現状を壊したくない・・・
あいつと仲を悪くしたくない・・・
でも・・・
すると、峻はまるで俺たちの心を読んでるかのごとくこう言った・・・
「でも、その恐怖に勝たないと、あの二人との進展はなかなかない・・・
告るのは、慎重になった方がいいよ・・・
そこで立ち止まっていても、あの二人にこれ以上
近づけないかもしれないでも離れることもそうそうない・・・
まぁ、ゆっくり考えたほうがいいぞ?」
その言葉に、俺と淳志は口が開いた・・・
まさか峻の口からこんなに、的確なアドバイスがくるとは・・・
やっぱり相談ごとはこいつに限るな・・・
と心の中でひっそりと思ったと同時に、
昼休みの終わりを告げる鐘がなったのだった・・・

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